にわ彌が提供する庭づくりは、「木を納品して終わり」「剪定して終わり」ではありません。木々や花の成長を喜ぶ気持ちや、季節を感じることへの感動、庭やベランダで家族と過ごす団欒の時間など、美しい風景と共にある「暮らし」そのものを、施主様と共に作りたいと思っています。だからこそ、庭づくりの先にある理想の暮らしを共に見つめ、プランをご提案しております。
設計図は、目安にすぎません。実際に植える木や置く石と向き合い、どの方向が一番美しいかどう育つかを予測しながら、現場で向き合います。その年の気候や周りの環境にも目を配り、木や花々が、自然の中で生き生きと輝く庭をつくっていきます。設計図の通りにではなく、職人の経験と感覚を生かして、現場でつくりあげるのが、にわ彌のお庭づくりです。
庭は、完成して終わりではなく、そこからが始まりです。自然には、人には生み出せない美しさを作り出す力があります。それぞれの個性や美しいポイントを生かしながら、庭全体としての姿を育てていくのもまた、庭師の仕事です。施主の皆様に、ハサミの持ち方もレクチャーいたします。庭へ出て、庭を育てることを通して心を育て、暮らしを豊かにする時間を一緒に作りたいと思っています。
1984年新潟県長岡市生まれ。東京農業大学造園科学科卒業。卒業後、東京赤坂で造園家・星野司郎氏に師事。多数の作庭業務に携わり、基本から庭づくりの伝統的技術を習得。新潟に戻り、地元の造園に触れながら公共事業にも携わり、工事及び管理業務の現場代理人を経験。2020年5月「にわ彌」として独立。長岡を拠点に活動し、新潟県内だけでなく冬季は関東へ出て日々庭師としての技術の向上と探究を続けている。